この度、地域ネットワーク(=FiNE-LINK⁺)を導入することになった経緯や課題背景・きっかけなどを教えてください。
元々、高梁市では晴れやかネットの拡張機能(ケアキャビネット)を用いた情報共有というのはありましたが、なかなか皆さんそういったICTツールに慣れてないという所とお医者様主導の医療ツールということで患者情報の登録や同意書の取得など活用ハードルが高かったということもあり、どうしても広がりにくい現状がありました。その後、検討していたところFiNE-LINK⁺の情報共有のお話をいただいたので、とりあえず晴れやかネット(キャビネット)も残しつつ、導入したのがきっかけでした。
導入前は地域(事業所)への情報周知の方法に対してどのような課題を感じていましたか。導入前の周知方法なども含めて教えてください。
とにかくアナログで書類の郵送とFAXがメインでした。ケアマネさんだけに送る研修会のお知らせの案内などを考えても結構な枚数送っていたかと思います。封入作業の手間・移動の手間・印刷の手間など手間という面での課題はありましたね。
導入前は地域ネットワーク連携に対してどのような課題を感じていましたか。導入前の地域ネットワーク連携の方法なども含めて教えてください。
紙の時代からメールの時代になり、今回のFiNE-LINK⁺のようなICTツールに切り替わっていったかと思います。
FiNE-LINK⁺を導入して地域ネットワーク連携にどのような変化がありましたか。
FiNE-LINK⁺では地域への案内書類に対して既読・未読が分かるので事業者の方々の反応が見える点から安心感はありますね。あとは、LINE同様の動きで操作感が分かりやすいというのが地域への浸透としてはやっぱり大きかったかと思います。
FiNE-LINK⁺を導入して時間コスト・経費コストにどのような変化がありましたか。
急がないものについてはチャットで完結できるようになったので電話のかけ直しなど手間の削減にはかなり繋がっていると思います。 提供表のやりとりもPDFで送受信できるようになり、紙代の節約にも繋がっていると思います。
行政としてFiNE-LINK⁺の活用方法を教えてください。
地域への案内や周知として活用しています。 介護認定の申請書など行政に対しての提出書類もPDFで送れるようになりました。 それにより役所に来る回数が減ったと事業者の方に言われましたね。
FiNE-LINK⁺を導入するにあたり、予算面での不安要素はありましたか。
予算としては使う前の予算取りのハードルは非常に高いです。
なので他市の実績などはかなり重視されますね。あとは、試験運用を行って使用感として事業者の声も挙げれたのが良かった点だったと思います。
FiNE-LINK⁺を導入するにあたり、地域ネットワークが機能するか、または地域が活性化するかなどの不安要素はありましたか。
まずは、実務者部会の方々を中心とした事業所で試験運用を行い、色々と精査しながら地域拡大を行えたので不安要素は特にありませんでした。
FiNE-LINK⁺の地域活性化サポート・フォローアップ体制・運営サポートなどに対しての満 足度を含めご感想を頂けますか。
地域への活用アンケート調査を行いましたが、未回答の事業者へお電話をして下さり、行政ではできない所を細かく対応してくださっています。 あとはコールセンターの方に電話した際もすごく丁寧に教えてもらったよっていうようなこともお声を聞いているので、不満などございません。 随時の説明会なども高梁市にわざわざ来て頂いて、助かっています。
FiNE-LINK⁺のサービスに対して改善点や追加機能の希望などあれば教えてください。
特に追加機能はないですが、施設側が空き状況などを配信する機能(高梁市タイムズ)をもっと活用できればいいのかなと思います。
将来的にこのネットワークがどのような形になれば良いかなど地域ネットワークの展望(ビジョン)を教えてください。
本当に導入して情報共有も円滑になっていますし、コスト面を考えても紙や時間のカットができると思います。 導入されていない自治体さんは、財政的な面もあるかと思いますが積極的に入れられたら、業務の効率化にはなるかなと思います。あとは高梁市のように試験運用から始めてみても良いかと思います。
最後になりますが、総括して現状FiNE-LINK⁺を導入してよかったなと満足して頂いておりますか。
導入して満足しています。