島原地域広域市町村圏組合、介護保険事業所情報連携ネットワークを整備し「FiNE-LINK⁺」を導入
~島原半島3市(島原市・雲仙市・南島原市)の医療・介護・福祉連携を強化し、地域住民の安心をさらに推進~
長崎県島原市、雲仙市、南島原市を構成市とする「島原地域広域市町村圏組合」は、この度、管轄エリア内の介護保険事業所間における情報連携ネットワークを整備し、多職種連携ICTツール**「FiNE-LINK⁺(ファイン・リンク・プラス)」**を導入しました。本ツールの活用により、島原半島における医療・介護・福祉の専門職間の情報共有を一層円滑にし、地域の高齢者とそのご家族が安心して暮らせる地域包括ケアシステムのさらなる推進を目指します。
1. 導入の背景と目的
島原地域広域市町村圏組合は、島原半島の3市にわたる広域行政を担い、介護保険事業をはじめとする住民サービスを提供しています。これまで、介護保険サービスを利用される住民の皆様を支えるため、各事業所が連携を図ってきましたが、情報共有は電話やFAX、対面でのやり取りが中心でした。これにより、利用者様の状況変化に対する迅速な対応や、事業所間の連携にタイムラグが生じることが課題となっていました。
今回導入した「FiNE-LINK⁺」は、安全なプラットフォーム上で多職種がリアルタイムに情報を共有できるツールです。これにより、利用者様の状態変化や支援状況を迅速かつ正確に把握し、島原地域全体で切れ目のない最適なケアを提供することが可能となります。
2. FiNE-LINK⁺の主な機能と導入による効果
FiNE-LINK⁺は、以下の機能を備え、島原地域の多職種連携を強力にサポートします。
これらの機能により、以下のような効果が期待されます。
3. 今後の展開
島原地域広域市町村圏組合は、「FiNE-LINK⁺」の活用を通じて、介護・医療・福祉の垣根を越えた連携をさらに強化し、住民の皆様が慣れ親しんだ島原半島で、いつまでも安心して暮らせる地域社会の実現に貢献してまいります。今後も、地域の皆様の声を反映させながら、より使いやすいネットワークの構築を進めていく所存です。